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更新日 2020-01-13 | 作成日 2008-01-12

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作者の考えとは・・・



何事でもそうですが、初心者ほど難しいことをやりたがる傾向があると思いませんか?


少し出来るようになると何でも出来ると思い、自信を持ってしまう。
人より難しいことをやりたがる。人とはそういうものではないでしょうか?。

何かを学ぶとき、はじめは基本的なことを勉強しますが、少し出来るようになるとすぐその基本を忘れ、人が出来ない難しいことばかり追いかける。こういうことが多いのではないでしょうか?

でも実際、スポーツの世界でも音楽の世界でもそうですが、凄いと言われる人たちはもちろん難しいことが出来ますが、常に基本を忘れず基本を物凄く大切にしていると思いませんか?。例えば、アスリートの世界のランニング、素振り、筋力トレーニングなどを考えればそれが分かると思います。一流選手は日々そういう基礎トレーニングを積み重ねていますよね?

いろいろ書いてみましたが、僕が一番言いたいことは、基本を大切にしましょうということです。基本が出来れば難しいことも出来るようになる。いつもそう考えています。

回路設計も同じです。初心者や素人ほど難しい回路を作りたい、人がやっていないことをやりたいと思うことでしょう。実際、昔は僕もそうでした。でも基本がしっかり出来ていなければきっと失敗します。回路を作る場合、誰もがやっていないような複雑で難しい回路が素晴らしいのでしょうか?確かに学術の世界ではそうかもしれません。でも回路を設計する仕事の場合は要求される仕様に最適な回路を選定し、設計出来ることが一番重要だと考えています。でも、実際問題、回路を難しくすることや複雑にすることは誰にでもできます。ところが回路を簡単にするということは、その回路の根底となる考えや本当に必要な仕様を見極めることが出来なければ出来ません。つまり、基本的なコンポーネントを十分理解していなければいけないと僕は考えています。

もちろん他人が作る回路を理解出来なければ回路は作れません。ただし、最近ではシミュレータの発達で、書籍等に書いている適当な回路をつなぎ合せ、適当な抵抗値や容量値等を入力してもシミュレータが計算してくれるので、回路を知らない人でも正直、動く回路が出来てしまうこともあるでしょう。ただし、その場合、その回路が思い通りに動いているのか?、それとも、たまたまその値になるのかは疑問です。そういうのは本当の設計とは言い難いですよね?。そういう意味では紙の上で回路を考え、思い通りに回路を扱えることが本当の意味での設計力ではないかと考えます。

ひとつひとつのコンポーネントが十分理解できるれば、大規模な回路も所詮その組み合わせに過ぎません。それぞれ細かくブロックレベルに分解し、切り分けていけば基本コンポーネントに帰ってきます。回路の動作が理解出来れば、設計も出来る、解析も出来るようになります。

さあ常に基本を忘れず日々トレーニングしていきましょう。

                              2008年2月 作者



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ロゴデザイナー紹介



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湊 誠二 (Seiji Minato)さんです。

湊さんは数々のデザイン賞を受賞する優れたデザイナーです。
このデザインを作っていただいた頃、
彼は有限会社CID研究所勤務に勤務していましが、
2008年になって彼は独立しました。

<プロフィール>
1974年広島市生まれ。CI、ブランドデサインを中心に活躍中。
北海道産食品独自認証制度シンボルマークコンペ グランプリ。
奥田元宋・小由女美術館シンボルマークコンペ グランプリ。
日本グラフィックデザイナ-協会会員。

見覚えのあるロゴやさまざまデザインを見たい方は
湊さんの会社のホームページへ↓

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Profile

このページの作者について簡単に紹介します

年齢: 30代

特徴:多趣味&多忙。自分が面白いと思ったことや興味をもちはじめるともう誰にも止められない性格です。とことん調べつくし、納得いくまで突っ走ります。やりたいことが多すぎて時間が足りないです。でも時間を有効活用し、やりたいことをすべてやりきっていく、そういう性格です。

サイト目的:回路設計は昔から興味を持っていました。学生の頃から、いろいろな本を読んだり、いろいろ考えながら苦労して勉強してきましたが、そのときに役に立った情報や自分が理解しにくかったことをホームページを通して伝え、回路設計をこれから勉強しようとする人の役に立てればと思っています。

エッセイ

初挑戦!!ショートエッセイ、思いのまま・・・


Vol.1 「Throgh my music」 

自分がどうして音楽という世界にこれ程のめりこんでいるのか?
また、どうして忙しい毎日の中練習を続けているのか?

これについて考えてみたいと思う。

どちらが後か、先かは分からないが、自分の性格や物の考え方は、
楽器演奏や音楽における表現の影響が大きいと思う。

僕の考えでは、楽器を演奏することも、曲を作ることもこだわりを持たなければいけない。そして、自分が納得し、OKだと思うまで決して諦めたり、妥協してはいけないと思う。よい演奏やよい作品は、こだわりを持つことにより完成すると思う。この考えは、自分の人生のあらゆる場面で現れており、現在の自分の仕事にも大きな影響を与えている。

世の中にないモノを新たに作り出し、生み出す過程には、自分独自の世界とこだわりが必要だ。それにより、確固たる自信が生まれる。

僕は音楽を通してこだわりをもつこと、自分の世界を持つことを取得した。ひたすら毎日練習し、ひたすら毎日どうすれば出来るか?どうすれば上手くなるかを考えながら・・・。そうやって自分のやりたいことは何でも日々の努力により、少しずつ出来るようになること、こだわりをもつからとことん追求できることを学んできた。

例えば、楽器を演奏することは表現することだ。表現するためには、その楽譜に書かれている音符を弾けなければならない。ただ単に音符を音にするだけではない。時には優しく、時には激しく、感情移入することが必要だ。でもそれが実現できるのは、基本フレーズやリズムがきちんとできた上での話だ。つまり、音符を鳴らすだけではない。音符は鳴らせて当たり前なのだ。一番重要なのは音符を自由自在に鳴らせ、その上で感情移入し、表現していくことなのだ。そのためには日々の練習が必要だ。

スポーツ選手もそうだが、楽器演奏ももちろん、日々のトレーニングが必要になる。日々の基礎トレーニング、つまり、繰り返し練習は自分の指や腕脳を鍛え、結果として、それらは自由に動くようになっていく。よりよい演奏は日々の努力により実現できる。僕は、繰り返し練習により、よい演奏が出来る事を過去に学んできたからこそ、僕は繰り返し練習や繰り返し勉強に耐えることが出来るのだ。

このことはICデザイナーとしての自分にも大きな影響を与えている。音楽家やスポーツ選手と同じく、設計者も常に勉強すべきであり、あらゆる物事を知っている必要があるからだ。

僕は何かに夢中になっているとき、その事に関して四六時中それを考え続けることが多い。その繰り返し考えることは僕にひらめきをもたらす。こんなことをしてみたい、あんなことがしたい、ではどうすればそれが実現できるようになるのか、それを考え続ける。この考え続ける過程がなければひらめきはうまれてこないだろう。

今回、いろいろなことを書き綴ってみたが、僕が音楽を続けている理由は、音楽には無限の可能性があり、終わりがないからだと思う。決して妥協はしたくない、何事もそうだが、終わりは妥協だ・・・。

written by 作者




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